仮想切断面a-aには、それぞれ分離した部分に、
外力とつり合う力が働いています。
この仮想切断面に生じる力を内力と呼ぶ。
そして、内力については次のことが言えます。
○ 仮想切断によって物体は2分され、仮想切断面も2つ現れます。
各々の断面上に生じる内力は、それが含まれる部分の外力とつり合う。
そして、それらは大きさが等しく方向が逆である。(作用・反作用)
○ 内力は、いずれか一方の部分について、
力のつり合いを考えることにより、求めることができます。
外力と反力の関係(外力系のつり合い)
@ はりに外力が作用した際、はりは静止しているため、
支点はそれに抵抗する反力を生じます。
A 支点は、外力とつり合う力が生じます。
つまり、外力と反力の合力は0となります。
B 外力と反力の合力が0ということは、はりに作用する力(=外力及び反力)が、
つり合っていることを意味します。
C はりに作用している力がつり合うということは、
はりが静止状態(平衡状態)を保つことを意味します。